SUSTAINABILITY

サスティナビリティ

タスキホールディングスは事業活動を通じて新たな価値の創出に取り組み、
持続可能な社会の実現に貢献しています。

基本方針

タスキホールディングスグループは、事業活動を通じてカーボンニュートラルの推進、環境負荷の軽減、安全でレジリエントなまちづくりの推進に取り組んでいます。アナログな手法や業務が多い不動産デベロップメント領域において、様々なシステムやプロセスを統合管理し、全体最適を実現するサービスを提供。新たな価値の創出と持続可能な社会の実現を目指しています。

人財こそ、当社グループの持続的成長に不可欠な資本です。多様な人財が最大限に能力を発揮できる職場環境を整備し、全従業員のワークライフマネジメントを後押しする制度の構築や組織風土の醸成に取り組んでいます。一人ひとりのプロフェッショナル人財への成長を支えるとともに、グループや部署間の交流を促進。相互に専門性やノウハウ・ナレッジを共有することによって、新しい価値創造を実現する人財の育成を目指しています。また、年齢、国籍、性別等を問わず意欲・能力・実績に応じて管理職への登用を行っています。

推進体制

タスキホールディングスグループでは、サステナビリティを重要な経営課題の一つとして位置付け、サステナビリティ委員会を設置しています。代表取締役社長を委員長とし、取締役(常勤)を含む各部管掌役員で構成。全社横断的でスピーディーな意思決定が可能な組織体制のもと、サステナビリティ活動の基本方針や中長期的な企業価値向上に影響をもたらすマテリアリティについて審議を行い、活動計画および実施状況をモニタリングしています。なお、サステナビリティ委員会の審議内容は取締役会へ報告・付議されています。

コーポレートガバナンス図

重点テーマ

当社グループが優先して取り組む4つのマテリアリティ。様々な取り組みを通じて、持続可能な社会の実現、当社グループの持続的な成長および企業価値の向上に取り組んでいきます。

ESG区分 マテリアリティ 取組概要 SDGs項目
E 環境負荷の低減
  • ・CO2排出量削減
  • ・廃棄物削減
  • ・環境配慮サービスの提供
  • 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
S DX推進によるサステナビリティの実現
  • ・クライアントへのサービス提供を通じた、不動産価値の見える化及び業務効率の向上
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
人的資本(「人財」)関連
~多様な人財の活躍支援
  • ・健康経営の促進
  • ・人権の尊重・ダイバーシティ&インクルージョン
  • ・将来を担う人財の育成促進
  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 5 ジェンダー平等を実現しよう
  • 8 働きがいも経済成長も
G 健全な経営基盤の確立
  • ・コーポレート・ガバナンスの強化
  • ・コンプライアンスの徹底
  • 16 平和と公正をすべての人に

SDGsSDGs

4 質の高い教育をみんなに

4 質の高い教育をみんなに

すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

当社グループを構成するのは、設計、建築、不動産、不動産金融及びIT等の専門人財です。一人ひとりのプロフェッショナル人財への成長を支えながら、グループや部署間の交流を促進。相互に専門性やノウハウ・ナレッジを共有し、新たな価値創造を組織にもたらす人財育成に取り組んでいます。

5 ジェンダー平等を実現しよう

5 ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダーの平等を達成し、すべての女性のエンパワーメントを図る

年齢、国籍、性別等を問わず意欲・能力・実績に応じた平等な人事評価に基づいた管理職登用を行います。

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

当社は、すべての人々に対して持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを提供すべく、レジデンスに標準仕様として、IoT機器(照明、エアコン等)や電気温水器の導入を推進しています。

8 働きがいも経済成長も

8 働きがいも経済成長も

すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する

多様な人財が最大限の能力を発揮できる職場環境の整備に努め、全従業員のワークライフマネジメントを後押しする制度の構築や組織風土の醸成に取り組みます。
出産・育児・介護と仕事の両立支援として、時短勤務、年次有給休暇の時間取得等の制度を導入。制度の利用促進を目的とした管理職研修を実施しています。

9 産業と技術革新の基盤をつくろう

9 産業と技術革新の基盤をつくろう

強靭(レジリエント)なインフラを整備し、包括的で持続可能な産業化を推進しイノベーションの拡大を図る

コロナ禍をきっかけに、世界中の人々の生活スタイルが変化しつつあり、その中でも通信システムは重要な役割を果たしています。 当社はIoT機器を標準装備した「タスキsmart」シリーズを開発し、住環境を通じて社会のインフラとなるスマートシティに貢献してきました。 不動産市場に目を向けると、業者と一般消費者の情報格差が大きく、平等な不動産情報へアクセスするという課題は未だに解決しているとは言えません。 当社は、国立大学法人電気通信大学と産学連携共同研究をおこない、「AIを活用した不動産価値流通の可視化の研究」および「スマートシティにおけるVR活用の研究」を 研究テーマに、スマートシティにおけるVR活用やオンラインで正確な情報が取得できる不動産価値流通プラットフォーム「TASUKI TECH」の構築を進め、 業界の透明化を目指しています。 また、不動産金融市場のユーザーは機関投資家や富裕層が主流であり、一般の個人がアクセスすることは難しい環境です。当社は1口10万円からはじめられる 不動産投資型クラウドファンディング「TASUKI FUNDS」を運営し、個人が気軽にアクセスできる不動産金融市場を発展させていきます。

11 住み続けられるまちづくりを

11 住み続けられるまちづくりを

都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする

現在、都市に暮らす人は、世界の人口の半分以上の55%ですが、今後都市部に住む人が増えると考えられています。 2050年には68%で世界の人口の3分の2が都市に住むと予想されています。(※) 当社は、環境に配慮した居住物件を都心部で提供することで、住み続けられるまちづくりを推進しています。 具体的な取り組みとしては、2050年のカーボンニュートラル達成に向けて環境に配慮したIoTレジデンス新シリーズ「タスキsmart」を開発いたしました。 「タスキsmart」では、オール電化によるCO2排出抑制に加えて、最も電力需要の少ない時間帯に稼働する機能を搭載した電気温水器などを備え付けています。
(※)世界都市化展望2018(国連経済社会局)より

12 つくる責任つかう責任

12 つくる責任つかう責任

持続可能な生産消費形態を確保する

地球の資源やエネルギーは永遠ではありません。当社は少ない資源でより多く、より質の高い生産と消費の仕組みづくりを目指しています。 タスキsmart」シリーズでは高耐久かつ遮熱効果のある塗装を採用することで、入退去の際に大量に発生している内装の壁紙の廃棄物を削減することで 環境負荷を抑制しています。

13 気候変動に具体的な対策を

13 気候変動に具体的な対策を

気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

投資用レジデンスの企画開発では、建築時のみならず継続的なメンテナンスにも多くのエネルギーを必要とします。 また、二酸化炭素の排出増による気候変動は、資材調達・建築費用の高騰につながるだけでなく、電気代やメンテナンス費用、保険料も増大する可能性があります。 この点を踏まえ、「タスキsmart」では、物件を低層階レジデンスに特化し、エレベーターを付けないことで、CO2排出量の削減を図っています。

16 平和と公正をすべての人に

16 平和と公正をすべての人に

持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する

当社グループでは、法令遵守を経営の最重要課題として位置づけています。「コンプライアンス管理規定」に関する研修・勉強会を実施し、基本方針、行動基準を役員・従業員全員が遵守するよう徹底しています。
また、代表取締役、取締役(常勤)およびコンプライアンス・オフィサーにより構成する「コンプライアンス・リスク管理委員会」を定期的に開催。当社グループのリスク情報の収集、情報の共有、対策の検討等を行なっています。